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El Salvador, El Pital

エルサルバドル、エル・ピタル
2020年1月23日 | Lars Pilengrim著 

ELykkeの原点、それがエルサルバドルです。コーヒー栽培への純粋な情熱と理想が、既存の業界構造を塗り替える画期的なビジネスモデルへと発展を遂げた、私たちのビジネスの起点となった国です。

太平洋に面したこの国は、ラテンアメリカで最も小規模でありながら、グアテマラやホンジュラス、ニカラグアに隣接するコーヒーづくりの要所です。

エルサルバドルは、焼きたてのチーズがとろける伝統料理「ププサ」や美しいサーフスポット、そして深く豊かなコーヒー栽培の歴史で知られる国です。
小さな国でありながら、世界のコーヒー業界において欠かせない大きな存在感を放ち続けています。

1800年代半ば、ある家族がこの地にコーヒーを植えて以来、恵まれた火山性土壌と理想的なマイクロクライメイト(微気候)が、その豊かな発展を支えてきました。
最盛期には年間500万袋(1袋69kg)以上もの生産量を誇ったエルサルバドル。しかし近年、この国は気候変動の直撃を受けています。不規則な雨や干ばつ、そして歴史的なコーヒー市価の下落——。これらは、全国のコーヒー農家を非常に厳しい状況へと追い込んでいます。

農園の放棄が進み、コーヒー産業が衰退の一途をたどる今、「なぜあえてエルサルバドルで農園を立ち上げるのか?」と疑問に思うかもしれません。それこそが、私たちがここにいる理由です。
Lykkeの使命は、未来を照らす「変化の灯台」となること。気候変動に対応する「クリメイト・スマート農業」を取り入れ、自然の力を活かして正しく農園を育めば、環境破壊を食い止められると確信しています。そして、コーヒーの品質と生産量を高めることで農家の収入を増やし、彼らの暮らしを豊かにしていくこと——それが私たちの挑戦です。

「私たちは、持続可能なコーヒーづくりの知恵や最高の技術を、山全体に共有していけるのです。」 

当農園エル・ピタルが位置するのは、国内最高峰・ピタル山の豊かな斜面。ホンジュラスとの国境からわずか20kmの距離にあります。

この地では、コーヒーやアボカドだけでなく、トマトやレタスといった多様な野菜を育てる農家仲間たちと共に、豊かな自然の恵みの中でコーヒーづくりを行っています。

農園の始まりは、標高2,000mからの素晴らしい絶景です。
天気の良い日には、遠くグアテマラやエルサルバドルが誇る壮大な火山群を一望できます。

ここでは12ヘクタールの土地を6つのエリアに分け、それぞれの環境に最適な品種を厳選して栽培しています。標高2,000mの入り口から標高1,650mの地点まで、傾斜地に沿って美しいコーヒー畑が広がっています。

繊細な手入れが必要な若い木々を支えるのは、農学者のラファエルと現場監督のオルランド。確かな専門知識と情熱を持つ彼らの手によって、数年後には豊かな実りをもたらしてくれるはずです。

さらに農園の一角では、かつて放置されていたティピカやブルボンの古木を復元する再生プログラムも進行中。エル・ピタルの歴史を紡ぐ「最初のコーヒー」として大切に育てています。

この地に拠点を置いたことで、近隣の生産者たちとのつながりも生まれました。私たちの農園は今、山脈全体の生産者へ優れた栽培ノウハウを届ける発信拠点となっています。チェリーの加工プロセスを通じて品質と価値を高めると同時に、彼らのコーヒーを世界中の消費者へダイレクトに届ける。 

——私たちは、生産者の未来を広げるパートナーであり続けます。

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